先日、東京のあるターミナル駅を利用した時、
駅舎のコンコースの壁にひとつの「詩」が掲げられているのに気が付きました。
それは、こんな詩です。
『その一言』 高橋系吾
その一言でやる気を起こし
その一言で励まされ
その一言で夢を持ち
その一言で嬉しくなり
その一言で立ち上がり
その一言で腹が立ち
その一言で泣かされる
ほんのわずかな一言が不思議な大きな力を持つ
ほんのちょっとした一言で
私はこの詩を読んで、聞く相手がどのように受け取るかを
よく考えながら話すことの大切さに改めて気づかされたことでした。
人間の言葉‥‥いわゆる「言語」ですが、
毎日何度も口から出る言語ですが、
その中に無限の可能性と力が詰まっているのです。
言葉は、使い方によって、
どんな宝石より貴重なものにも、凶器にもなり得る
という、人間だけが持つ不思議なアイテム(道具)なのですね。
私も、相手がやる気を起こし、励まされ、夢を持ってくれるような
一言が言えるようになりたいと思います。
就労移行支援施設すずかぜ
講師 大城 豊