今回は、私たち人間 誰もが同じく持っている「大脳」についてお話ししましょう。
昨今、日本においては平均すると1日に100名ほどの人が何らかの理由で自殺をしています。
他の国に比べ、生き延びるための福利厚生が充実しているにもかかわらず、死を選ぶ人々が後を断ちません。
生に対して積極的な姿勢を持てない人々が近年一定数いるという現実は悲しいかぎりです。
でも、視点を変えると負の要素ばかりではないことに気づいて欲しいのです。
この世界は非常に美しいものがたくさんあります。
丘や林を散歩すると美しい風景が広がっています。
人を愛し、人に愛され、子供を可愛がったり…
本を読んだり、音楽を聴いて感動したり…
様々な喜びがあります。
しかも、それらは小さな快楽ではなく、我々を非常に勇気づけ気持ちを高めてくれる素晴らしいものです。
私たち人間がこのような経験ができるのは、大きな脳を持っているからです。
大脳は、無限の可能性を人間の中から引き出す力を秘めています。
人生を前向きにとらえましょう。
我々が今ここに存在していることはラッキーなことなのです。
障がいがあっても、与えられた生と大脳をフル活用することによって、人生を価値あるものとすることが可能なのです。
就労移行支援施設すずかぜ
施設長・講師 大城 豊