渋谷日向子(しぶやひなこ)さんの名を初めて知りました。
「20歳 渋谷メジャーV日本勢42年ぶり」
が新聞の見出しです。
彼女は、昨夏に2度目の挑戦でプロゴルファーに合格したばかりの選手。
今回の試合は、今季 メジャー最終戦のAIG全米女子オープン。
渋谷選手は、どんなピンチ時も絶やさぬ笑顔から「スマイルシンデレラ」という愛称が付けられたとのこと。
怒りやイライラを顔に出すと「ボギー(一打のオーバー)につながる」と気づき、笑顔を忘れない。
試合以上に、渋谷選手を見ているほうが楽しい気分にさせられます。
さて、古代の哲学者が
「怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は城を攻め取る者にまさる」
と言いました。
以前にも触れましたが、人間の持つ感情の中で、怒りやイライラの感情は制することが難しいと言われているひとつです。
これを制することは政治の世界では勿論ですが、スポーツの世界でも大切なものとして最近言われるようになってきています。
野球を始め様々なスボーツ選手がこの感情と向き合うようになっています。
「アンガーマネジメント」という 第三世代の療法を多くの一流選手たちが取り組んでいます。
特にサッカーのようなスボーツでは、90分間の試合の中で自分の中で沸き出てくるイライラや怒りを、どのくらい制することができるか、技術以上に大切に考えられるようになっています。
先程のゴルフもまた、メンタルの強さが勝利者になる必要条件だと言われています。
渋谷選手は優勝後のインタビューの中で
「試合中 何度も気持ちが折れそうになりましたが、その度にスマイル(笑顔)で、なんとか切り抜けることが出来た」と述懐していたのが印象的でした。
このマインドフルネスは、日頃の自分達の日常生活の中にも取り入れていきたいものですね。
就労移行支援施設すずかぜ
講師 大城 豊