シェイクスピアの戯曲「リア王」の中に「人はみな泣きながら生まれてくる」という有名な台詞があります。
人生に涙はつきもの。
涙を流さなかった人はいません。
赤ちゃんは泣くことによって、お母さんに自分の意思を示します。
「血も涙もない」という言葉もありますが、それは人間の荒れた心の状態を表す表現であって、どんな人も血と涙は流すものです。
昔、ドラマ「水戸黄門」で、涙をこう歌っています。
1,人生 楽ありゃ苦もあるさ 涙の後には虹も出る 歩いてゆくんだ しっかりと 自分の道を踏みしめて
2,人生 勇気が必要さ くじけりゃ誰かが先に行く あとから来たのに追い越され 泣くのが嫌なら さあ歩け
人間は辛い時だけではなく、大声で笑う時にも、感動した時にも涙を流します。
涙は私たちの心を掃除する働きもありますよね。
子供は、泣きたい時しっかり泣くことによって、心をリセットするんです。
私たちも必要な時にはしっかり泣いて、そして、前に向かって進んで行きたいものです。
就労移行支援施設すずかぜ
施設長・講師 大城 豊