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豊かな言葉⑲「果樹園の主(あるじ)」

先だって、ある果樹園のご主人と話をする機会がありました。
と言うのも、雑誌で“日本のアボカド栽培が成功するかもしれない”という記事を読みチャレンジしているその人に会ってみたいと思ったからです。
このような特集が組まれるのも、もともとアボカドの産地がメキシコ等の熱帯地方のもので、冬の寒さが厳しい日本での栽培には適さないとされてきたこともあるからなのでしょう。
最近では、アボカド料理が色々な所で嗜まれるようになり、日本でも栽培にチャレンジする人が増えているようです。
そこで、その果樹園のご主人が次のようなことを話して下さいました。

①木にもそれぞれ「性格」があってね、農園の「木」をひとまとめに見ていると、木は絶対に答えてくれないんだよ。
つまり、実を実らせない。
一本一本に語りかけて木肌に触れてあげる。
そして呼吸を感じるように見つめてあげるとね、その鼓動が伝わってくるし、木の声が伝わってくるんだよ。
木との対話だね…。

②木の幹に傷をつける。
そうすると、その傷を治そうと自分の治癒能力を最大限に活用して強い木に育っていくんだよ。
でも、毎年同じことをやっていると木もそれに慣れて「どうせ嘘だろう」と怠け始める。
弱くなるんだよね。
だから、傷をつけるのも不規則にした方がいい。
そこは騙しあいだね(笑)

③死ぬ前の木はたくさん花を咲かせて、実をならすんだよ。
素人はたくさん実がなると喜ぶけど、そんな木はだいたいその翌年に死んでしまう。
わたしはそんな経験をたくさんしてきたからね。
喜んでいる人をわざわざがっかりさせることもないから言わないけどね。
木も自分の死期を薄々気づいていて、子孫を残そうとたくさん実を実られるんだよね。
自然の摂理だね。

④わたしは戦争孤児でね。
両親も兄弟も目の前で全員死んでしまった。
親のいない子の気もち、一人ぼっちの寂しさ、生きる辛さは知っているつもりだよ。
子供に関する事業で困ったらいつでも来なさい。
わたしも何か手伝えるかもしれないから。

ひょんなことから興味を持った“アボカド”があたえてくれた出会いでした。
この出会いをどのように発展させていくかは、もちろん わたしたち次第ですね。

 

ちゃんと実が結べますように…。

就労移行支援施設すずかぜ

施設長・講師 大城 

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